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2017年に、ビットコイン(BTC)が200万を超える値をつける【第1次暗号資産バブル】がありました。
2018年1月にこのバブルが弾け、BTCは100万円まで暴落しました。
その後、また風船が膨らみ始め、2021年4月には「1BTC=700万円台」付近まで見えていました。
しかし、100万円レベルの【暴落】と【急騰】を繰り返し2021年10月現在では 「1BTC=600万円」 をつけています。
ビットコインの今後ずっと伸び続けるのか?
ビットコインの発行枚数には上限があり2100万枚に設定されており2021年9月で約1800万枚を超えるビットコインが発行されています。じゃあ2100万枚の上限までもうすぐだと思いますよね。
ところが、ビットコインの発行枚数が上限を迎えるのは、2140年と推測されているんです。
なぜかと言うと、マイニングによりビットコインは新規に発行されますが、ビットコインには半減期が設けられていて、21万ブロックを生成すると半減するようにプログラミングされています。
1ブロックの生成に10分かかるので計算すると
21万ブロック×10分=210万分
210万分÷60分=35000時間
35000時間÷24時間=1458日
1458日÷365=4年
2021年10月時点でのマイニング報酬は6.25BTC(3度目の半減期)です。
次の半減期は2024年の5月頃と考えられています。また半減期の回数は33回で終了となります。
これを表にすると以下のようになります。
年数 | マイニング 報酬 | BTC総数 [万枚] | 比率 [%] |
2009 | 50 | 0.0000 | 0 |
2013 | 25 | 1050.0000 | 50 |
2017 | 12.5 | 1575.0000 | 75 |
2021 | 6.25 | 1837.5000 | 87.5 |
2025 | 3.125 | 1968.7500 | 93.75 |
2029 | 1.5625 | 2034.3750 | 96.875 |
2033 | 0.78125 | 2067.1875 | 98.438 |
2037 | 0.390625 | 2083.5938 | 99.219 |
2041 | 0.1953125 | 2091.7969 | 99.609 |
2045 | 0.09765625 | 2095.8984 | 99.805 |
2049 | 0.048828125 | 2097.9492 | 99.902 |
2053 | 0.024414063 | 2098.9746 | 99.951 |
2057 | 0.012207031 | 2099.4873 | 99.976 |
2061 | 0.006103516 | 2099.7437 | 99.988 |
~ | ~ | ||
2101 | 0.000005960 | 2099.9997 | 100 |
2105 | 0.000002980 | 2099.9999 | 100 |
2109 | 0.000001490 | 2099.9999 | 100 |
2113 | 0.000000745 | 2100.0000 | 100 |
2117 | 0.000000373 | 2100.0000 | 100 |
2121 | 0.000000186 | 2100.0000 | 100 |
2125 | 0.00000009313 | 2100.0000 | 100 |
2129 | 0.00000004657 | 2100.0000 | 100 |
2133 | 0.00000002328 | 2100.0000 | 100 |
2137 | 0.000000011642 | 2100.0000 | 100 |
2141 | 0.000000005821 | 2100.0000 |
表より2021年現在で上限の87%まで発行されています。
2025年頃には上限枚数が残り10%を下回ることになります。
またグラフにするとこうなります。

ビットコインがオススメでない理由
ではビットコインをオススメしない理由を3つ書いていきます。
BTCは特定口座の制度が無い
ビットコインなどの仮想通貨には株式投資でよくある特定口座の制度がないため、
年間20万円以上の利益を得た場合は確定申告をしなくてはなりません。
※20万円以下の利益でも住民税の申告は必要となります。
これだとなかなか気軽に始めることができないですよね。
BTCの税率は最大45%
ビットコインでの利益は「雑所得」となり、累進課税が適用される為、
税率が最大45%となります。(年間4000万~に対して税率45%)
所得税の早見表
課税される所得金額 | 税率 [%] | 控除額 [円] |
~194万9千円 | 5 | 0 |
195万~329万9千円 | 10 | 97,500 |
330万~694万9千円 | 20 | 427,500 |
695万~899万9千円 | 23 | 636,000 |
900万~1799万9千円 | 33 | 1,536,000 |
1800万~3999万9千円 | 40 | 2,796,000 |
4000万~ | 45 | 4,796,000 |
法整備が整っていない
エルサルバドルにて2021年6月に「BTC」を法定通貨とする法律が可決となったが、
通貨というくくりで見た場合に価格の変動が大きすぎるのが課題となっている。
また暗号資産を取り巻く環境の課題として、
・暗号資産の流出事案発生
・投機対象となっている
・規模の急拡大により各所の体制が不十分である
などがあげられる。
暗号資産の米国関連銘柄
では次に暗号資産関連の銘柄を見て終わりたいと思います。
ティッカー/ 銘柄名 | セクター |
PYPL ペイパル | 情報技術 |
V ビザ | 情報技術 |
SQ スクエア | 情報技術 |
OSTK オーバーストックドットコム | 一般消費財・サービス |
MA マスターカード | 情報技術 |
RIOT ライオットブロックチェーン | 情報技術 |
有名企業もそこそこ連なっていますね。
BTCを保有している方、保有予定の方はリスク分散の為に上記のような銘柄は避けた方がよいかもしれませんね。
個別株を購入したい場合は少額投資が可能なPayPay証券がおすすめです。
米国株の有名な銘柄が1000円~購入することができます。
詳細を知りたい方はブログでも紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
・ビットコインには上限枚数(2100万枚)がある
・特定口座制度がなく税率も最大45%
・エルサルバドルにてBTCは法定通貨となったが課題はたくさん
ではまた